研究成果の概要 |
大気中と高真空炉中を連続的に接続した製造装置の開発に成功した。これにより、硬質砥粒を大気中で塗布して真空中でろう付けしたソーワイヤを再び大気中で巻き取る連続製造をした。本研究の目的である、世界で最も細い50μm以下の固定砥粒型ソーワイヤを製造して、ダイヤモンド基板を加工するということが達成された。また、水素化チタンの高温での分解挙動を検討してダイヤモンドとろう材のぬれ性を改善した。硬質砥粒としては、cBN, hBN,ダイヤモンドおよびフラーレンを用いた。ウルツ鉱型窒化ホウ素(wBN)の合成に関しては、爆薬メーカーと共同研究を続けhBNを出発物質とする爆発合成を現在も続けている。
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