研究課題
化学プラントの未来像として,エネルギー消費のネットゼロ化,無人運転化,超安全化などが求められているが,現状の技術ではこれを達成するのは困難である。そこで,本研究では,未来のスマートな化学プラントを設計するために,分離プロセスを対象としてサイバーフィジカルシステムを構築する。その基盤研究の第一歩として,スマート化学プロセスに求められる物理社会の機能とサイバー社会の機能を定量化し,“機能”単位の明確化とインターフェイスの共通化をシステムの観点から明らかにする。具体的には,リボイラやコンデンサといった機器全てがインターネットに繋がるIoT型センサーを開発し,これをパイロットスケールの蒸留塔に実装し,実験・プロセスシミュレーションから挙動を解析する。平成30年度は,サイバー空間を対象としたモデルを作成し,フィジカル空間データの間でデータ取得解析,フィードバック可能なシステムを構築した。その結果,フィジカル空間とサイバー空間の間で,やり取りされる時空間的なデータを取得可能となり,操作条件を決定可能となった。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件) 備考 (1件)
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http://matsuda.yz.yamagata-u.ac.jp/