宇宙往還機の熱防御システム開発に必要な酸化実験装置としてのコンストリクタ型アーク加熱風洞の開発を行った.クリーンなプラズマ流を目指して,陽極についてはコールドスプレー法を用いて銅表面上に銅-クロム合金のコーティングを試みた.陰極についてはイオンプレーティング法を用いてジルコニウム陰極にコーティングを行い,またレーザーを直接運転前の陰極に照射することで電極表面を加熱することで損耗を抑制した.アーク加熱風洞と同様に動的酸化実験可能なレーザープラズマ風洞を用いて,炭化ケイ素とホウ化物を混合した耐熱タイルの酸化実験を行った.
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