研究実績の概要 |
532 nm → 1550 nmへの変換効率算出、高利得化への検討:532 nmのレーザー光を用いて、1550 nm波長帯の蛍光スペクトルを測定し、その結果からエネルギー変換効率(=量子効率)の見積もりを行った。その結果、エネルギー変換効率は約10%であった、今後はさらに効率をあげるため現在模索中である(以下で公表)。(河野, 小野, 古瀬, 曽根, ``可視光励起ファイバ増幅器の基礎的研究,'' 第52回応用物理学会北海道支部/第13回日本光学会北海道支部 合同学術講演会予稿集, p.32(2017).)
また、効率的に可視光を取り入れるための波長ファイルタの研究も行い、数値シミュレーションの確立と実験による実証結果について下記で公表した。(Momoka Fukuyama, Kenji Harada, Shiori Sugawara, Hiroaki Furuse, Shinki Nakamura and Hiroyasu Sone, ``Lyot-filter design method with dispersion in the visible light region,'' Far East Journal of Electronics and Communications, Vol. 17, No. 1, pp. 147-153(2017).(http://dx.doi.org/10.17654/EC017010147))
今後は、今まで得られた知見を基に「多波長(白色光)励起時の増幅特性測定」「太陽光の光ファイバーへの高効率導入集光光学系の設計」(効率的に白色光を集光するシステム開発含む)に取り組む予定である。
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