研究実績の概要 |
太陽光を用いた可視光励起によるファイバ増幅器の構築のために、下記の基礎的調査研究を行った。これらの新しい知見について成果を公表した。 1.本システム構築に当たり、太陽光採光システムの流用が効率的で適している事を確認した。 2.太陽光採光システムのガイドファイバからの光をエルビウム添加ファイバ(EDF)に導入する手法について調査した。その結果、屈折率マッチングオイルを介した直接接続法が有用であることを確認した。 3.構築した太陽光採光システムからの可視光を励起光として用い、EDFからの1550nm帯の放出光特性(EDF長特性、Er濃度特性)について調査し、下記で公表した。 (河野, 山下, 古瀬, 中村, 曽根, 「太陽光励起ファイバー増幅器のための基礎的研究」第53回応用物理学会北海道支部/第14回日本光学会北海道支部 合同学術講演会予稿集, p.32(2017).) また、他の波長の励起についても調査するため、ビスマス系高濃度Yb添加ファイバを使ったレーザ構築についての研究もおこない、その調査した結果について下記で公表した。(竹内, 中村, 古瀬, 曽根, 「ビスマス系高濃度Yb添加ファイバーレーザーへの検討」第53回応用物理学会北海道支部/第14回日本光学会北海道支部 合同学術講演会予稿集, p.32(2017).)
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