作製した新規オートファジー、マイトファジープローブは培養細胞レベルでは良好な結果が得られたが、全身性にERT2-Creを発現するマウスと掛け合わせた誘導型ノックインマウスでは発現誘導にいくつかの問題が見られた。 まず、誘導型オートファジープローブマウスでは発現が安定せず、非誘導時の蛍光プローブの発現漏れ、誘導時の発現が不安定などが見られ、実験に使用できる品質ではなかった。また、誘導型マイトファジープローブマウスでは脳以外では、良好な誘導が観察され、これらの器官でのマイトファジーの観察が可能であろうことが推察された。 今後、脳以外の器官でのマイトファジー研究に関する共同研究を進める予定である。
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