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2018 年度 研究成果報告書

がん微小環境のSecretome 解析にもとづく革新的抗体治療

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07184
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腫瘍治療学
研究機関順天堂大学

研究代表者

福原 武志  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20359673)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード抗体 / メラノーマ / 血管新生 / Secretome
研究成果の概要

本研究では、がん微小環境を標的としたバイオマーカーやそれに対応する標的化抗体を探索することを目的としている。メラノーマの新たなバイオマーカーとして同定したIL13Ra2について、がん組織のSecretome解析によりIL13Ra2に依存して発現の増減を示す因子を複数同定した。IL13Ra2過剰発現やsiRNAによるIL13Ra2の機能喪失実験に呼応した転写発現動態を示すAREGを発現するSK-MEL28を用いてXenograftを作成すると、Controlに比べ強い血管新生を伴う病理像を得た。メラノーマに発現するIL13Ra2はAREGを発現調節して造腫瘍性に寄与すると考えられた。

自由記述の分野

抗体治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は難治疾患に該当する悪性黒色腫について、がんを標的とした抗癌剤治療に制限が生じている現状を鑑みて、がん微小環境を構成する他の種類である間質細胞に着目した新しい抗体治療の基礎的知見を得ようとするものである。IL13Ra2を悪性黒色腫の新しいバイオマーカーに同定していたが、この悪性化に至る分子メカニズムを同定して、当該分子AREGに対する治療抗体を探索しようと試みた。特にIL13Ra2とAREGの発現協調性について解析も行い、学会発表および論文として発表を行った。

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公開日: 2020-03-30  

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