研究課題/領域番号 |
16K07268
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松浦 能行 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (10402413)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | X線結晶解析 / チロシンキナーゼ / シグナル伝達 |
研究実績の概要 |
がんシグナル伝達に関わる非受容体型チロシンキナーゼFerの活性化にとって重要な、Fer多量体化を担うドメインの結晶について、シンクロトロン放射光施設でX線回折実験を行った。この結果、当初得られた結晶は良質の結晶でないことが判明したため、発現コンストラクトの最適化に取り組んだ。コンストラクト改変により新たな結晶系での結晶化に成功し、結晶の回折能が改善した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
結晶化コンストラクトや結晶化条件の最適化が順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
良質の結晶を育て、高分解能のX線回折データを収集し、結晶構造を解く。さらに、構造情報に基づいた機能解析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していたほど物品費が必要でなかったため、次年度使用額が生じた。今後、物品費などとして最終年度末までに適正に使用する。
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