研究課題/領域番号 |
16K07390
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
三浦 謙治 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00507949)
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研究協力者 |
飯田 秀利 東京学芸大学, 教育学部, 教授
根本 由梨 筑波大学, 生命環境科学研究科, 技術補佐員
Na Renhu 筑波大学, 生命環境科学研究科, 大学院生
奥田 大貴 筑波大学, 生命環境科学研究科, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 植物 / シグナル伝達 / 発現制御 / カルシウム |
研究成果の概要 |
植物は低温刺激を受けると、一過的なカルシウムイオン濃度上昇がみられる。このカルシウムの一過的上昇に、機械刺激受容性カルシウムチャネルMCAが関与することが明らかとなった。また、MCAは低温ストレス応答にも関わることが明らかとなった。 また、カルシウムシグナルと低温シグナルをつなぐ因子として、カルモジュリン様タンパク質CML10, CML12が関与することが明らかとなった。これらは低温シグナル因子ICE1と相互作用することで、低温ストレス応答に関わっていることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
植物分子生物学、植物生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、カルシウムシグナル伝達と低温シグナル伝達をつなぐことで、その詳細なメカニズムを明らかにした研究である。植物がストレス応答に応じて放出カルシウムのパターン認識に関して、その詳細を明らかにする目的で研究を行った。植物に50種類あるカルモジュリン様タンパク質のうち、CML10, CML12が低温ストレス応答に関わることを明らかにしたことで、カルシウムシグナルに関わる分子機構の一端を明らかにした研究である。
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