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2019 年度 研究成果報告書

シロイヌナズナのリン脂質生合成変異株の低温生育阻害に関する生理生化学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07392
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 植物分子・生理科学
研究機関埼玉大学

研究代表者

西田 生郎  埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (40189288)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード呼吸活性 / 低温成長 / リン脂質生合成の意義
研究成果の概要

リン脂質ホスファチジルエタノールアミン(PE)は植物のミトコンドリアやペルオキシソームの膜を構成するリン脂質で、その生合成の低下は、ミトコンドリアやペルオキシソームのはたらきに大きく影響すると予想される。実際、PE生合成活性が野生型の1/4に低下したpect1-4変異株では、短日条件や低温での成長が著しく阻害される。また、花成時期が早まる。本研究では、pect1-4変異株の示す多面的変異表現型の発現が、呼吸活性低下によるストレス経路と、呼吸活性に依存しない非ストレス経路によって支配されることをあきらかにした。

自由記述の分野

植物分子生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ホスファチジルエタノールアミン(PE)はミトコンドリアなどの細胞内小器官の膜を構成するリン脂質であるが、その生合成を完全に阻害すると、細胞が生存できず、さらなる研究を阻んでいた。われわれは、PE生合成活性が野生型の1/4まで低下したpect1-4変異株を用いることにより、ミトコンドリアの機能低下によってもたらされる変異は、呼吸に依存したストレス経路と、呼吸に依存しない非ストレス経路によって引き起こされることをあきらかにした。

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公開日: 2021-02-19  

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