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2017 年度 実施状況報告書

ストレス環境下でのイネ耐病性の頑強化

研究課題

研究課題/領域番号 16K07410
研究機関龍谷大学

研究代表者

上野 宜久  龍谷大学, 農学部, 実験助手 (20335011)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードサリチル酸 / イネ / いもち病 / WRKY45 / チロシンリン酸化 / 脱リン酸化
研究実績の概要

目的化合物の探索は、レポーターに用いる植物体を育成する培養室の稼働状況等の関係で当初の想定通りには進捗していない。次年度に取り返すべく邁進させたい。
ゲノム編集による変異体作出では、種子が得られ、順調に進捗している。
申請時の計画における進捗状況は上記のようであるが、本年度はこれに加えて望外の予備的結果を得た。レポーター遺伝子におけるサリチル酸応答に関わるシス領域の存在を、0.6 kb内に絞ることができた。本レポーター遺伝子は極めて短時間(30分以内)でサリチル酸投与に応答することから、上記の予備的結果は、サリチル酸に応答する分子機構に迫るアドバンテージを得たことを暗示するものと捉えている。今後このエキサイティングな研究を支援してもらえるか模索したい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

申請時の計画の進捗はやや遅れており、この理由は植物育成における申請者の時間管理にあり、反省して次年度に精進する。ただし、申請時には想定すらしていなかった発見の可能性が見出されたので、総合的には概ね順調であるとしたい。

今後の研究の推進方策

申請時の計画は遅れた分を取り戻すべく計画通り進める。また、本年度見出したサリチル酸シグナル伝達研究の糸口は、トランス因子の同定を目指すことで発展させたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] WRKY45 phosphorylation at threonine 266 acts negatively on WRKY45-dependent blast resistance in rice2017

    • 著者名/発表者名
      Ueno Yoshihisa、Matsushita Akane、Inoue Haruhiko、Yoshida Riichiro、Jiang Chang-Jie、Takatsuji Hiroshi
    • 雑誌名

      Plant Signaling & Behavior

      巻: 12 ページ: e1356968

    • DOI

      10.1080/15592324.2017.1356968

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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