メダカゲノム中に存在する4種類のmPRの遺伝子変異メダカ系統の4重変異系統を樹立した。4重変異系統では妊性の低下が確認された。 排卵誘導の鍵遺伝子候補11遺伝子を選択できた。これらの候補遺伝子についてCRISPR/Cas9システムにより機能欠失系統を樹立した。stm遺伝子ノックアウト系統では排卵には異常が見られなかったものの受精率に低下が見られ、stm遺伝子が耳石形成だけでは無く受精にも関与するという新たな知見が得られた。また、pax2a遺伝子ノックアウト系統でも受精率の低下、受精卵においても発生異常が観察され、受精から胞胚形成期にも機能を有するという新たな知見が得られた。
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