研究課題/領域番号 |
16K07594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松本 省吾 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (90241489)
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研究分担者 |
太田垣 駿吾 名古屋大学, 生命農学研究科, 講師 (50597789)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 園芸学 / 野菜 / イチゴ / 花芽分化 / 促成栽培 / ランナー発生 |
研究成果の概要 |
一季なり栽培イチゴでは、晩秋から冬季の高需要期に果実収穫を行うために促成栽培が行われている。促成栽培では正確な花芽分化時期の特定が必須である。本研究では、栽培イチゴの花芽分化促進と抑制に関わる遺伝子群を特定し、これら遺伝子群の発現変動を指標とした超促成栽培への実用化に繋がるデータを得た。また、生殖成長すなわち花芽分化期と拮抗する栄養成長すなわちランナー発生期に高発現する遺伝子を特定した。
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自由記述の分野 |
園芸学、分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野生種ではなく食用栽培イチゴの経済品種から、花芽分化促進と抑制に関わる遺伝子群の単離に成功した。遺伝子群の構造、発現、機能解析により、栽培イチゴの花芽分化誘導分子機構の一端を明らかにした。分子レベルでの花芽分化時期の特定法は、今後のイチゴ栽培への適用により、効率的な促成栽培に繋がることが期待される。また、ランナー形成に関わる可能性のある遺伝子の特定にも成功した。
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