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2018 年度 研究成果報告書

果樹類の花成タンパク質ネットワーク

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07598
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 園芸科学
研究機関佐賀大学

研究代表者

古藤田 信博  佐賀大学, 農学部, 准教授 (50355426)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードカンキツ / FT / 相互作用因子 / 酵母ツーハイブリッド / 花成誘導 / 花成抑制 / AP1 / 花芽形成
研究成果の概要

桃栗三年柿八年と言われるように果樹等木本植物は種を蒔いてから花が咲き実がつくまでに4年から10年ほどの幼若期間を要する。そのため花芽分化は、果樹生産にとって重要なイベントとなっている。私たちはこれまで、リンゴの開花促進遺伝子であるフラワリングローカスT(FT)や開花抑制遺伝子であるティーエフエルワン(TFL1)の解析から、FTタンパク質と結合するタンパク質を10数個発見した。また、FTタンパク質のみならずアペタラワン(AP1)タンパク質も、他のタンパク質と結合してその機能を発揮していることを示唆する結果を得た。さらに、カンキツのFT(CuFT)タンパク質と結合する因子の確認に成功した。

自由記述の分野

園芸科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

花成誘導遺伝子であるFTとの相互作用因子はシロイヌナズナやトマトなどの草本生植物では2000年代初めに報告があったが、果樹等の木本植物では私たちのグループがリンゴで最初に報告をした。今回は、リンゴと同じく主要な果樹であるカンキツにおいて、機能未知のタンパク質がFTと相互作用(結合)することを確認した。FTの機能を直接解明する方法の他に、FTと相互作用する因子を解析することによって、花成の本質を明らかにする方法がある。果樹類の花成は草本植物のように単純ではない可能性があり、このようアプローチから、果樹類の花成メカニズムを明らかにし、将来的には果樹類の花成制御法開発の基礎となることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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