研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AMCase が,マウス,ブタ,ニワトリ,カニクイザル,コモンマーモセット(雑食性)で消化酵素として働き,イヌ(肉食性)とウシ(草食性)ではそのような働きが認められなかったので,食性がその発現レベルに影響し,特定の動物におけるキチンの消化性を決めることを明らかにした。本研究成果は,昆虫などのキチン含有生物を,ほ乳類,鳥類の飼料として丸ごと利用する科学的根拠となり得る。従って,本研究は,「キチン,キチン含有生物を用いた効率的で持続的な家畜生産,世界の食糧供給」に大きく貢献する。
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