研究課題
基盤研究(C)
不明であった発光キノコの発光メカニズムの解明を目的に、発光反応産物(ルシフェリン酸化物)の化学構造の解明と、ルシフェラーゼ(発光酵素)の特定を試みた結果、そのどちらも明らかにすることができた。また、ルシフェリン酸化物がカフェ酸を介して再びルシフェリンへとリサイクルされることを発見し、発光キノコが持続的に発光する仕組みを解明することができた。
発光生物学
発光キノコの発光メカニズムが明らかになったことで、発光イメージングツールとしての基礎科学への応用可能性が開かれた。同時に発見されたルシフェリン生合成酵素とルシフェリン再生酵素を異種発現(発光しない生物に発光キノコの発光に関連するこれらの遺伝子を導入する)ことで、本来発光しない生物を緑色に発光させることができると考えられる。