研究課題
基盤研究(C)
培養細胞、動物個体を用いて動脈硬化に対するエーテル型リン脂質(プラスマローゲン)の関与を調べたところ、末梢組織でのコレステロールの引き抜きにプラスマローゲンが関与すること、また、加齢と卵巣摘出で血中のプラスマローゲンが減少することが明らかになり、閉経後の動脈硬化にもプラスマローゲンが関与している可能性が示唆された。
脂質生理学
動脈硬化症、さらに閉経後の動脈硬化症にもエーテル型リン脂質の関与を示唆する結果を得た。この結果は、エーテル型リン脂質の新たな生理機能を提案するとともに、ヒトの健康に大きく寄与しうるものである。