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2018 年度 研究成果報告書

黒色素胞刺激ホルモンの骨への新規作用:再生能力が高い硬組織(ウロコ)を用いた解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07871
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 水圏生命科学
研究機関金沢大学

研究代表者

鈴木 信雄  金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (60242476)

研究分担者 高橋 明義  北里大学, 海洋生命科学部, 教授 (10183849)
鈴木 徹  東北大学, 農学研究科, 教授 (70344330)
研究協力者 服部 淳彦  東京医科歯科大学, 教養部, 教授 (70183910)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードMSH / 骨代謝 / カルシトニン / 円鱗 / 櫛鱗 / ヒラメ / キンギョ
研究成果の概要

本研究の目的は、魚類における黒色素胞刺激ホルモン(MSH)の骨代謝に対する新規作用を骨モデルであるウロコを用いて解析することである。本研究では、再生ウロコを用いて、MSHの骨代謝に対する作用をin vivo及びin vitroで解析を行い、MSHが破骨細胞及び骨芽細胞を活性化することを証明した。また、カルシウム代謝に関与しているカルシトニンの分泌をMSHが促していることもわかった。さらに、円鱗から櫛鱗への分化機構を調べるために、次世代シークエンス解析を行った。その結果、骨代謝関連遺伝子の制御機構の一端を明らかにすることができた。

自由記述の分野

魚類生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、MSHの骨に対する新規作用を解析することができ、MSHが破骨細胞及び骨芽細胞を活性化し、骨吸収抑制ホルモンであるカルシトニンの分泌を促すことも判明した。さらにヒラメを用いて、円鱗から櫛鱗への分化機構のメカニズムの一端も解析できた。
ヒラメは水産養殖の上で重要な魚種であり、各県の水産試験場では種苗生産を行っている。陸上の養殖時に無眼側の黒化が生じやすく、黒化が起きたヒラメは商業上の価値は低い。したがって、本研究は、無眼側の黒化機構の解明にも貢献できる。

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公開日: 2020-03-30  

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