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2018 年度 研究成果報告書

代理親効果による配偶子特性の改変

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07874
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 水圏生命科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

斎藤 大樹  愛媛大学, 南予水産研究センター, 准教授(特定教員) (90396309)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード借腹生産 / 代理親生産 / 始原生殖細胞 / 移植
研究成果の概要

ドナー生殖細胞を代理親に移植する「代理親生産技術」により、ドナー配偶子を効率的に生産することが可能である。本研究では、代理親がドナー配偶子へ与える影響を検討した。胚の発生率が極めて低く脆弱な系統として知られているゼブラフィッシュ系統(Casper)をドナーとし、野生型(AB系
統)胚へ始原生殖細胞(PGCs)を割球移植法により移植した。その結果、生殖系列キメラを経由したcasper系統の生残率は32%であった。また、通常casper系統よりも卵膜が強固で、排精量が多く、CASA解析により運動精子率が高いことが明らかとなった。

自由記述の分野

水産発生工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、代理親を経由してドナー配偶子生産を行うことにより、魚類配偶子の一部機能(卵膜の厚み、受精卵の発生率、精子活性等)が高まることが明らかとなった。すなわち、本研究を応用することにより、遺伝子の改変を伴うことなく、代理親生産技術により目的系統(種)の配偶子機能を高めることができる可能性がある。より妊性が高く、より卵質の高い配偶室を形成できる宿主系統を確立すれば、あらゆる系統の配偶子を高品質に生産できる可能性がある。

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公開日: 2020-03-30  

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