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2018 年度 研究成果報告書

コイヘルパーT細胞亜集団の同定-抗原特異的クローン化T細胞株を用いた検討-

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07881
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 水圏生命科学
研究機関日本大学

研究代表者

森友 忠昭  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (20239677)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード魚類 / ヘルパーT細胞 / T細胞亜集団
研究成果の概要

哺乳類のヘルパーT細胞(Th)において,Th1・Th2・Th17など多くの亜集団が知られている.申請者らはすでにコイのクローン化Th細胞株の性状を調べることにより,魚類でも亜集団が存在することを示している.しかし,クローン化Th細胞株の培養が難しく十分な数のクローン株が得られていなかった.また,今まで得られたTh 細胞株は健康なコイより樹立したため非機能的なものが多かった.そこで本研究ではより安定的にクローン化Th細胞株を得るためコイIL-2 組換えタンパク質を作製し,安定的なクローン化Th細胞株の樹立法の確立を行った.またコイの混合リンパ球反応を行い,アロ抗原特異的なTh細胞の培養を試みた.

自由記述の分野

魚病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年魚類でもTh亜集団の同定に向けた多くの研究が行われて来ている.しかし,その多くは,魚類Th関連遺伝子の単離と,臓器・組織レベルの発現解析によるものであり,魚類Th亜集団の存在を直接証明しているものは無かった.一方,我々が行ったクローン化T細胞株の作製は,魚類Th細胞を直接証明できる.真骨魚類は,哺乳類と同様,T・B細胞を主体とした獲得免疫機構を持つ.そのため獲得免疫反応の中心的な制御機構を構成するTh細胞の存在や性状を調べることは,魚病の病態解明・予防・ワクチン開発などに大きく貢献する.

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公開日: 2020-03-30  

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