本研究が対象とした放置資産の研究は、所有者不明の土地問題といわれる社会現象とほぼ重複する。本研究自体は過去10年にわたって行われてきたものであるが、研究期間中に所有者不明の土地問題が、マスコミなどで広く世間に知られるようになったため、本研究の成果についても、国内外から関心を得ることとになった。研究成果について、学会では、特別シンポジウムの課題として取り上げられRural Sociologyや林業経済研究などに採択されるなど、一定の成果を収めた。また、研究成果を公表する形で、NHKに出演するなど、一定の成果を国民の皆様に提供できたと考えている。
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