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2018 年度 研究成果報告書

産物書上帳と地租改正絵図を用いた江戸期の栃木県農村部における生物多様性の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07937
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 地域環境工学・計画学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

守山 拓弥  宇都宮大学, 農学部, 准教授 (70640126)

研究分担者 柿野 亘  北里大学, 獣医学部, 講師 (10623936)
田村 孝浩  宇都宮大学, 農学部, 准教授 (20341729)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード和紙公図 / 産物書上帳 / 魚類相
研究成果の概要

聞き取り調査により明らかにできる昭和30年代の魚類相の把握と、分布推定モデルの作成を行った。対象は、宇都宮市とし、聞き取り調査を多面的機能支払活動に取り組む28組織に行った。環境情報は、1952年に作図された旧版地形図(1/50000)の宇都宮、壬生、及び矢板の3つの地図から河川の有無、水田の面積、標高を用いた。聞き取り結果と環境情報を基に、多項ロジスティック回帰分析を実施し、20魚種の分布推定を行ったところ、7魚種でR2値が0.45以上、P値が0.01以下、各正解率が60%以上という良好な結果を得たため、この7種についての分布推定図を作成した。

自由記述の分野

農村生態工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、過去の魚類相を明らかにするとともに、当時の分布推定図を作成した。この研究により、過去の魚類相を推定する手法を確立するとともに、当時の魚類相の基礎情報の蓄積がなされるという学術的な意義が達成された。こうした手法や基礎情報は、生態系を保全するうえで重要となる「過去の良好であった生態系」という目標設定を行う上で重要となり、本研究の社会的意義と言える。

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公開日: 2020-03-30  

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