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2018 年度 研究成果報告書

ウシ精子の体外受精胚発生率および受胎性に係るDNAメチル化状態の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07999
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 動物生産科学
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

武田 久美子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門家畜育種繁殖研究領域, 上級研究員 (60414695)

研究分担者 小林 栄治  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, ユニット長 (00186727)
研究協力者 渡邊 伸也  
星野 洋一郎  
西野 景知  
今井 昭  
安達 広通  
岩尾 健  
金田 正弘  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードウシ / 精子 / DNAメチル化 / 受胎性 / 体外受精
研究成果の概要

ウシ凍結精液の新たな評価法の開発のため、ヒト用メチル化解析マイクロアレイを利用した網羅的メチル化状態の比較解析を行い、体外受精後の胚発生率や人工授精による受胎率と関連しうるメチル化可変部位、さらに精液を採取した雄牛の加齢に伴って変化するメチル化可変部位をそれぞれ検出した。また、加齢変化を示す9箇所、体外受精後の胚発生率に関連する1箇所、人工授精による受胎率と関連する1箇所については、メチル化可変領域のメチル化率を検出するPCR法を基盤とした手法を確立し、多数の凍結精液サンプルや体外受精胚の安価で簡便な評価を可能とした。

自由記述の分野

家畜繁殖

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウシの精液性状検査による評価結果が良好でも人工授精後の受胎性の低い精液が存在しており、新たな評価指標が求められる。本研究ではエピゲノム情報を取り入れたウシ精液の新たな評価法の開発のため、ヒト用メチル化解析マイクロアレイを利用した網羅的メチル化解析から受胎性の異なるグループ間のメチル化プロファイルの解明や簡易評価指標となるメチル化可変部位の検出を行った。また、加齢変化を示す複数のメチル化可変領域のメチル化率から月齢推定がある程度可能であることから、今後、受胎性に関連するメチル化可変領域を複数特定することで、凍結精液の受胎性の事前評価の指標となることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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