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2018 年度 研究成果報告書

ゲノム編集ニワトリを用いたヒト抗体医薬大量生産技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08093
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 統合動物科学
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

大石 勲  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (50314472)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードゲノム編集 / ニワトリ / 遺伝子組換え / 組換えタンパク質 / バイオプロセス
研究成果の概要

低コストのヒト抗体医薬生産法開発を目指し、鶏卵内にヒト抗体を発現する遺伝子改変ニワトリの開発を行った。ゲノム編集技術を用い、ニワトリ始原生殖細胞のオボアルブミン翻訳開始点にヒト抗体遺伝子をノックインした。この細胞をレシピエント胚に移植しG0生殖巣キメラニワトリを樹立した。この後代にIgGノックインニワトリを得た。ノックインニワトリ由来卵は卵白にヒトIgGタンパク質を含んでいた。更にその大部分は抗原認識能を有していたことから、本研究で開発した鶏卵バイオリアクターが低コストの抗体医薬生産法になると期待される。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗体医薬に代表されるバイオ医薬品はその高い有効性や低い副作用から近年大幅な市場拡大が続いている。また、今後も多くの製品の開発、上市も見込まれている。これらバイオ医薬品は遺伝子組換え培養動物細胞を用いて生産されているが、極めて高額な設備投資費や生産管理費に加え、細胞を用いることによって生じる多くの特許使用料などが原因となり、高額な薬価を余儀なくされている。今回の研究で行った組換えニワトリや鶏卵を用いた抗体医薬生産はこれら問題を回避し、低コストでの製品製造を可能にする技術につながると強く期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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