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2018 年度 研究成果報告書

環境調和型金属カルベノイド反応の開発:触媒創製,不斉反応開発,天然物合成への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08158
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 化学系薬学
研究機関富山大学

研究代表者

矢倉 隆之  富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 教授 (70220126)

研究分担者 南部 寿則  富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 准教授 (80399956)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード金属カルベノイド / ロジウム触媒 / オキソニウムイリド / [2,3]-シグマトロピー転位 / C-Hアミノ化 / C-H挿入反応 / 天然物合成
研究成果の概要

ロジウム触媒の磁性鉄ナノ粒子への担持を検討している。連続的ロジウム触媒C-Hアミノ化続くアルキル化および還元反応,立体選択的ロジウム触媒5および6員環O-イリドイリド形成―[2,3]-転位反応,ワンポットロジウム触媒O-イリド形成―[2,3]-転位反応―C-Hアミノ化反応,立体選択的ロジウム触媒C-H挿入反応―還元反応を開発した。ミリオシン,ミセステリシンD ,スフィンゴフンギンE,デオキシスフィンゴフンギンFならびにタニコリドおよびその類縁体の全合成を達成した。異常アミノ酸aiha-Aおよびaiha-B,抗トリパノソーママクロリド アクチノアロリド Aの部分構造の合成に成功した。

自由記述の分野

分子合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

金属カルベノイド反応が「誰もが使える」反応で,かつ「環境調和型」の究極の反応の1つであると認知され,その利用価値が高まり,広く天然物合成の分野にも利用されていくことが期待される。さらに工業的利用も促進される。(1)の研究ではこれまでに全く例のない磁性鉄ナノ粒子とロジウム触媒の融合であり,新触媒が開発されれば,工業化レベルへの展開も期待される。(2)および(3)の研究では,新規有用反応の開発,それを用いる天然物合成への応用であり,有機合成化学的意義は大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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