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2018 年度 研究成果報告書

革新的人工調製肺サーファクタントの開発と適用拡大への試み

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08216
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 物理系薬学
研究機関第一薬科大学 (2017-2018)
長崎国際大学 (2016)

研究代表者

中原 広道  第一薬科大学, 薬学部, 准教授 (00513235)

研究協力者 柴田 攻  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードナノ機能材料 / ナノ医薬 / 肺サーファクタント / フッ素化合物 / 界面科学 / 複合材料 / 生物物理化学
研究成果の概要

私達の研究グループは動物由来型肺サーファクタント(LS)に替わる安全・安価で且つ効果的な人工調製型LSの開発研究に着手しています。呼吸窮迫症候群(RDS)は、LSの欠如や機能不全が原因で発症しますが、牛肺由来のLSにより劇的に改善されます。しかしながら、動物肺由来型LSは非常に高価であり、またアレルギーや感染症の原因となる可能性及び新生児RDS以外に保険診療ができない等の制限が多いです。本研究では特に既存薬(動物由来型)に替わる革新的なフッ素・ハイブリッド型LSの開発研究の一環として、生体内で比較的代謝速度の速いフッ素化したアルカンの界面挙動を研究してきました。

自由記述の分野

物理薬剤学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、日本に留まらず世界各国に対しても大きな貢献が期待でき、医療費負担の軽減、BSE、発展途上国への供給不足等の社会的問題の解消に繋がると確信しています。また、本研究の躍進は新生児呼吸窮迫症候群への適用に留まらず、急性呼吸窮迫症候群、喘息、重症急性呼吸器症候群、慢性閉塞性肺疾患等の広範な呼吸器疾患への適用の可能性を秘めており、特に急性呼吸窮迫症候群の画期的な治療法を世界に先駆けて確立できる革新的な研究の一つであり、創製量産技術にブレークスルーをもたらすものであると考えています。

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公開日: 2020-03-30  

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