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2018 年度 研究成果報告書

血漿高ヒスチジン糖タンパクの肝発現機序、及び内因性DAMPs抑制因子機能の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08232
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生物系薬学
研究機関岡山大学

研究代表者

勅使川原 匡  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40403737)

研究分担者 西堀 正洋  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (50135943)
高橋 英夫  近畿大学, 医学部, 教授 (60335627)
丹羽 淳子  近畿大学, 医学部, 講師 (60122082)
劉 克約  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 非常勤研究員 (40432637)
和氣 秀徳  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (60570520)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード高ヒスチジン糖タンパク / HRG / 急性炎症 / 慢性炎症 / 敗血症 / 血漿タンパク / DAMPs / 肝
研究成果の概要

血漿高ヒスチジン糖タンパク(HRG)の炎症病態における肝HRG遺伝子発現、及び、血漿HRGタンパクの抗炎症作用の解析をおこなった。複数種の慢性・急性炎症モデルを用いて肝遺伝子発現を網羅的に解析したところ、HRG遺伝子の発現変動と相関・逆相関する核内タンパク遺伝子を計14種同定した。これら候補遺伝子には、HRGの遺伝子発現を制御する因子が含まれる可能性が高い。また、敗血症モデルの血漿を用いたプロテオーム解析によって、HRGと結合親和性をもつ血漿タンパクを計3種同定した。これら同定タンパクは、すべて炎症病態に関与する因子であり、その炎症応答機序はHRGによって制御される可能性が示唆された。

自由記述の分野

薬理学 生理学 分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、急性炎症病態でみられる恒常性の破綻と障害が、慢性炎症病態ではHRGの中和抑制作用によって緩徐に進行するという病態仮説を提唱しており、炎症病態の学術的解明に対する新しい知見となる可能性がある。また、HRGは、敗血症のような急性炎症への補充療法に著効を示しており、新規バイオ医薬品として期待される。肝HRG遺伝子の発現制御機構や血漿HRGタンパクの動態を解析することは、HRG創薬開発のための前臨床研究として重要である。

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公開日: 2020-03-30  

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