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2019 年度 研究成果報告書

機能分子トレーサー創製のための高速付加環化反応による環状内炭素の11C標識法

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08339
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 創薬化学
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

張 周恩  国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (00416207)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードPETイメージング / 環状内炭素の11C標識法 / [11C]テトラゾール / [11C]トリアジン / [11C]シアン標識法 / 芳香族ホウ素化合物 / Pd錯体
研究成果の概要

独自なPd(II)を介してボロン酸誘導体を前駆体とする[11C]シアン化反応を開発し、多彩な構造を持つ[cyano-11C]ニトリルの高効率合成を実現した。続き、該法で得れれた[cyano-11C]ニトリルを中間体とし、トリメチルシリルアジド又はdicyandiamideとの高速付加環化反応を経って、テトラゾール環とトリアジン環の環状内に11Cを導入する革新的標識法を確立した。これら標識法は様々な官能基を持つ[cyano-11C] ニトリル、[11C]テトラゾールと[11C]トリアジン化合物の高効率合成に幅広く応用できる。

自由記述の分野

創薬化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

官能基許容性に優れた独創的[11C]シアン標識法を開発した。該法で得られた[11C-CN]ニトリルを放射性前駆体として、[11C]tetraozle、[11C]triazineなど代表的なへテロ環の環内炭素の11C標識を実現できた。こられの新規な標識法は、多彩な生体機能性分子や医薬品のPETトレーサー化へ応用にできる。本研究の成果には、基礎的な有機化学と標識化学に知見を与えるのみならず、生命科学研究で有効なPETトレーサーの開発が大きく推進されることで、PETイメージングを用いる病気早期診断と創薬マイクロドース研究、オーダーメイド医療など、幅広い応用研究に貢献できる。

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公開日: 2021-02-19  

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