研究課題/領域番号 |
16K08369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
岩本 卓也 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (30447867)
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研究分担者 |
奥田 真弘 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (70252426)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 免疫チェックポイント阻害薬 / バイオマーカー / がん化学療法 |
研究成果の概要 |
本研究では、ICI の作用部位であるエフェクターT 細胞、NK細胞の特性変化について、末梢血を試料として治療効果や副作用との関連性を評価した。ROC解析より、好中球数およびCD28陽性CD8陽性T細胞数は、non-PDの予測率がそれぞれ81.8%、72.7%であった。ICI治療早期における好中球数やCD28陽性CD8陽性T細胞は、ICI治療を予想するバイオマーカーとなる可能性がある。
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自由記述の分野 |
臨床薬理・薬剤学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、免疫チェックポイント阻害薬 の治療効果や副作用を予測する血液免疫学的因子を明らかにすることであり、それらが明確になれば、免疫チェックポイント阻害薬による治療の良好な適応患者の選別、重篤な副作用回避につながり、がん薬物治療の個別最適化の進展に大きく貢献すると考えられる。また、研究成果は、がん薬物治療の成績向上に直結することはもちろんのこと、治療失敗や副作用による医療費の損失を抑える経済的な観点からも貢献が期待できる。さらに本研究は、がん診療連携拠点病院が実施する社会的意義の高い研究と位置づけられる。
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