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2018 年度 研究成果報告書

スペシャルポピュレーション投与設計のための実臨床におけるファーマコメトリクス

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08400
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療系薬学
研究機関神戸大学

研究代表者

矢野 育子  神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (50273446)

研究協力者 糸原 光太郎  
井上 美帆  
山本 和宏  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード生理学薬物動態モデル / 母集団解析 / タクロリムス / 生体肝移植 / CYP3A5
研究成果の概要

生体肝移植患者から得られたタクリムス血中濃度推移に適した生理学的薬物動態モデルを構築し,肝再生および肝臓・小腸CYP3A5遺伝子多型が薬物動態に与える影響を定量的に評価した.その結果,肝機能は生体肝移植後早期に回復し,タクロリムスの全身クリアランスへの寄与は移植後の限られた期間のみであることが判明した.また,見かけのクリアランスは肝および小腸のCYP3A5遺伝子多型の影響を同程度受けることが判明した.さらに,得られた薬物動態パラメータを用いて,肝・小腸CYP3A5遺伝子多型別の投与量ノモグラムを作成した.

自由記述の分野

医療薬剤学

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床薬物動態パラメータの推定法として,患者の薬物血中濃度データを母集団解析等を用いて解析するTop-downアプローチと,in vitroデータや文献データを生理学的薬物動態(PBPK)モデルに適用するBottom-upアプローチがある.本研究は,PBPKモデルを基本に臨床データとの適合性を考慮したMiddle-outアプローチを用い,生体肝移植患者における移植肝の再生と肝・小腸CYP3A5遺伝子多型がタクロリムス薬物動態に与える影響を定量的に評価した点で学術的に意義深い.さらに,肝および小腸CYP3A5遺伝子多型別の投与量ノモグラムを作成した点で,臨床的にも価値がある.

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公開日: 2020-03-30  

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