研究課題/領域番号 |
16K08435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
阿部 寛 秋田大学, 名誉教授, 名誉教授 (40151104)
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研究分担者 |
鈴木 良地 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (20396550)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ヒト胚子 / ヒト胎児 / 連続切片 / 内臓系 / 運動器系 / 神経感覚器系 / 形態形成 |
研究成果の概要 |
ヒト身体の構造は胚子期に続いて中期・後期胎児期にヒトに特有な変化を示す。しかしヒト成人の形態との連続を説明する解剖学的な所見は乏しく、また実験動物ではヒトに特有の形態解析は難しい。 本研究ではスペインのコンプルテンセ大学に既存の胚子・胎児の組織切片と秋田大学の長期保管中の胎児標本を用いた。それぞれの倫理委員会の許可を得て、連続切片の顕微鏡観察により肉眼的dissectionと相同の所見を求めた。 特に神経系・運動器系・内臓系について、中期・後期胎児にいたるヒトに特有の形態形成の解析を行った。
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自由記述の分野 |
人体解剖学、組織学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人の身体構造の理解には胎児期からの形態形成の解析が欠かせないが、胎児の標本を新たに得ることは困難である。本プロジェクトでは倫理委員会の許可を得て、既存の長期保管中の胚子・胎児標本や胎児の組織切片を用いて、連続切片の観察により形態変化を把握した。特に神経系・運動器系・内臓系における形態形成の過程を観察することで、ヒトに特有の構造が形成された機構や機能的意義を追究することができた。
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