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2018 年度 研究成果報告書

iPS細胞を用いたヒト背側中胚葉の形態形成解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08440
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関名古屋大学

研究代表者

二宮 裕將  名古屋大学, 医学系研究科, 研究員 (40514237)

研究分担者 加藤 昌志  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10281073)
研究協力者 大神 信孝  
矢嶋 伊知朗  
Ilmiawati Cimi  
押野 玲奈  
李 香  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード形態形成 / 中胚葉 / iPS細胞 / 組織伸長
研究成果の概要

ヒトiPS細胞を用いて、ヒトの胎児内で脊椎・脊髄等のもとになる組織の形が出来る過程を試験管内で制御・再現することに世界で初めて成功した。この実験系の組織形成過程を調べることにより、これまでモデル動物で知られていた組織形成のいくつかの仕組みがヒトにも当てはまることを確かめた。また、胎盤を通過する毒物であるメチル水銀がヒト組織形成を害する過程を再現した。これらの研究により、ヒト組織形成過程の詳細を明らかにする足がかりを得ると共に、新規の毒性評価系開発につながる成果を得た。

自由記述の分野

発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで組織形態形成の研究はマウス等のモデル動物を用いて遂行されてきた。本研究で確立した実験系は、ヒトiPS細胞を用いて、意図した場所・方向で組織形成を再現でき、これまで研究する方法が無かったヒト組織の形成過程を調べることが出来る。この実験系はシンプルで扱いやすいので、多くの研究室に対し手軽にヒト組織の研究を試みる機会を提供する。また、病気の原因解明、化学物質の毒性評価、再生医療のための組織調製など様々な研究への応用が可能である。このように本研究成果は広範な分野の研究の発展に貢献することが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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