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2018 年度 研究成果報告書

新開発のフルカラー3次元形態観察装置によるSNARE蛋白質欠損マウスの解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08460
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関群馬大学

研究代表者

多鹿 友喜  群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90400738)

研究分担者 高橋 麻衣子 (池澤麻衣子)  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (50701322)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード膜小胞輸送 / SNARE蛋白質 / VAMP / 3Dイメージング / CoMBI
研究成果の概要

VAMP5は細胞内の小胞輸送に関わるタンパク群に属するが、その機能は明らかでない。私たちは、VAMP5の欠損マウスを作出し、VAMP5の生体での機能を探った。欠損マウスの表現形を形態解析したところ、呼吸器系、泌尿器系が機能不全になることを見いだした。形態解析のために技術開発も行った。同一標本から3Dデータと切片による2Dデータを得られる新しい技術である。この技術により欠損マウスの死因究明(肺の異常)や、泌尿器系の解析(嚢胞腎)が可能になった。

自由記述の分野

膜小胞輸送に関する分子の解析および3Dイメージング技術の開発

研究成果の学術的意義や社会的意義

VAMP5欠損マウスの解析結果は、先天性腎尿路異常(CAKUT)の発症機序解明につながる可能性がある。CAKUTは先天性とはいえ、原因遺伝子が分かっているのは少数であり、膜輸送関連蛋白質、尿路上皮基底側の機能低下による発症機序はこれまで報告がなかった。新しく開発した3Dイメージング技術(CoMBI)は、本研究のみならず、他の共同研究にも利用されている。幅広い生物試料を3Dデータ化できるため、幅広い研究分野で3D形態解析が普及すると、期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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