膜骨格蛋白4.1G欠損マウスを用い、末梢神経髄鞘にある切痕において4.1Gが接着分子cell adhesion molecule (CADM) 4、シグナル蛋白 membrane palmitoylated protein(MPP) 6とLin7蛋白を輸送、4.1G欠損で髄鞘形成不全を起こし神経伝導速度低下による運動障害を起こすことを明らかにした。またMPP6欠損マウスを新たに作製し、MPP6欠損でLin7は消失するがCADM4と4.1Gは野生型同様に局在、髄鞘肥厚はあるが形態変化に著変なかった。以上より、4.1G-CADM4 complex⇒MPP6⇒Lin7の複合体形成様式を明らかにした。
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