研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では糖尿病性腎症発症に関与すると考えられているDNA結合性転写因子ChREBPに着目し、その転写制御メカニズムを理解すべく最新の複合体同定法を用いて相互作用因子の同定を行った。その結果、複数の転写共役因子候補群の取得に成功しただけでなく、炎症シグナルとのクロストーク現象も見出すことができた。これらを標的とした阻害剤の開発は腎症を含む種々の疾患の治療薬の開発へとつながる可能性がある。
生化学
本研究課題においては、糖尿病性腎症の発症に関わると考えられているChREBPという転写因子に着目しその転写活性を制御するメカニズムの解明を行った。その結果、転写制御に関わると考えられる候補因子を複数見出すことができた。これらの因子の解析と、これらを標的とした薬剤の開発は糖尿病性腎症をはじめとした生活習慣病の治療薬の開発へと繋がる可能性がある。