今後の研究の推進方策 |
今年度はウサギApoEホモノックアウト(ApoEKO)の個体数の確保が見込まれる。まず、3か月齢に達した野生型およびApoEKOをグループ1野生型0%コレステロール食群、2 野生型0.3%コレステロール食群、3 ApoEKO0%コレステロール食群、4 ApoEKO 0.3% コレステロール食群に分ける(雄、雌の数を各群一定になるように、かつ一群10羽となるように分ける)。各群、設定された食事を10週にわたり行う。血液を一週間ごとに採取し、総コレステロール値、中性脂肪値、high-density lipoprotein (HDL)値の測定、および肝機能のマーカーATL, AST, gammaGTP, LDH, ALPを測定する。餌の摂取量(24時間ごと)および体重(週ごと)を測定する。10週目には、脳サンプルの採取を行い、脳組織でのアルツハイマー型の病理変化の評価を行う予定である。
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