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2018 年度 研究成果報告書

診断治療戦略に向けた遺伝子型別肺腺癌のmicroRNA・mRNA統合発現解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08679
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関公益財団法人がん研究会

研究代表者

稲村 健太郎  公益財団法人がん研究会, がん研究所 病理部, 主任研究員 (40442545)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードマイクロRNA / メッセンジャーRNA / ドライバー遺伝子 / マイクロアレイ / 網羅的遺伝子発現解析 / 統合解析 / 肺がん / 腺がん
研究成果の概要

EGFR変異肺腺がん52例とEGFR非変異肺腺がん103例のマイクロRNA発現およびメッセンジャーRNA発現を網羅的に調べた。統合解析により、MUC4と3つのマイクロRNA(miR-500a-3p, miR-502-3p, miR-652-3p)の相互作用を含む、EGFR変異肺がんに特徴的なマイクロRNA-メッセンジャーRNA相互作用を同定した。本研究で同定されたEGFR変異肺腺がんに特徴的なマイクロRNA・メッセンジャーRNA間の相互作用は、EGFR変異肺がんの発がん・がん進展のメカニズムを理解する上で有用であると考えられる。

自由記述の分野

人体病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

EGFR変異は日本人の肺がんにおいて最も頻度の高いドライバー遺伝子異常である。一方、マイクロRNAはメッセンジャーRNAとの相互作用を介して発がん・がん進展において重要な働きをすることが知られている。本研究では、網羅的統合発現解析により、EGFR変異肺がんに特徴的なマイクロRNA-メッセンジャーRNA相互作用をネットワーク化した。本研究で同定されたEGFR変異肺がんに特徴的なマイクロRNA・メッセンジャーRNA間の相互作用は、EGFR変異肺がんの発がん・がん進展のメカニズムを理解する上で有用であると考えられる。将来的にはマイクロRNAをターゲットとする診断治療戦略に応用されることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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