研究成果の概要 |
増幅遺伝子はしばしば分子標的の対象となる。本研究では、胃癌及び乳癌において、遺伝子増幅の報告のあるそれぞれ16遺伝子、22遺伝子についてmuliple ligation-dependent probe amplification とfluorescence in situ hybridizationを用いて増幅を検索した。胃癌ではCCNE1, CCND1、CDK4遺伝子とERBB2, EGFR, KRAS遺伝子との同時増幅が高頻度にみられた。また乳癌では8p11-12、11q11.3 と17q12-21上で複数の遺伝子増幅がおこっており、8p11 と 11q13上の遺伝子の同時増幅がみられた。
|