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2018 年度 研究成果報告書

新規NASHモデルを用いた細胞死を起点とする組織線維化の分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08732
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

伊藤 美智子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, ジョイントリサーチ講座准教授 (00581860)

研究協力者 菅波 孝祥  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード慢性炎症 / マクロファージ / crown-like structure
研究成果の概要

非アルコール性脂肪性肝炎では細胞死に陥った肝細胞をマクロファージが取り囲む構造(hepatic crown-like structure (hCLS))が多数認められる。本研究ではhCLSは常在性マクロファージが中心となって形成され、線維化の起点となることを明らかにした。またhCLSを構成するCD11c陽性マクロファージは他の散在性マクロファージとは異なり、特徴的な遺伝子発現プロファイルを有する亜集団であると考えられた。

自由記述の分野

代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性炎症を基盤とする様々な生活習慣病の病態形成においてマクロファージが重要な役割を果たすことが知られているが、マクロファージは非常に多様性の高い細胞集団であり、最近では病態形成に直接的な役割を果たす「疾患特異的マクロファージ」と理解が求められている。NASHの肝臓におけるCD11c陽性マクロファージは病理学的構造に基づく疾患特異的マクロファージと考えられ、その活性化機構および病態生理的意義の解明により、新規バイオマーカーや治療標的の開発に繋がることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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