研究課題/領域番号 |
16K08750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 金沢医科大学 (2017-2018) 鹿児島大学 (2016) |
研究代表者 |
山田 壮亮 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90525453)
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研究協力者 |
谷本 昭英
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 抗酸化ストレス因子 / PRDX4 / メタボリックシンドローム / 予防 |
研究成果の概要 |
我々はこれまでに、「メタボリックシンドローム」を主な研究テーマとして、病変部における酸化ストレスの制御を切り口とした解析から、病変形成の一機序を解明してきた。特に、酸化ストレスが重要な炎症・アポトーシス誘発因子であることに注目して、唯一分泌型であることが知られている抗酸化酵素ヒトPRDX4のトランスジェニック(Tg)マウスを独自に作製し、様々な animal model の詳細な解析の中から、動脈硬化、糖尿病、非アルコール性脂肪性肝炎や肝細胞癌等を含む、生活習慣病から悪性腫瘍に亘る幅広い疾患に対するPRDX4の生体内防御作用を示してきた。
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自由記述の分野 |
メタボリックシンドローム
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々のグループでは、ヒトPRDX4 (hPRDX4)のトランスジェニックマウス(Tg)を独自に作製し、PRDX4が酸化ストレスおよび炎症性サイトカイン、アポトーシスを抑制し、メタボリックシンドローム回避に傾かせしめ得ることを解明してきた。これらの研究成果により、PRDX4の特殊性、特異性を際立たせることが可能となった。 これら我々の包括的な基礎研究が、将来的に臨床応用にまで結びつけば、非常に有意な独創性・社会的意義を持っていると確信される。
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