赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)および非病原性のE. disparのレクチン(Igl)にはIgl1とIgl2のアイソフォームがあり、すべてに溶血活性があった。E. histolyticaとE. disparではEhIgl2とEdIgl2の発現量は同等だが、EhIgl1の発現量がEdIgl1よりも高い。E. histolyticaのEhIgl1発現抑制株では、親株と比較して溶血活性が低く、EhIgl1の発現量がE. histolyticaの溶血活性に影響を与えることが示された。 また、EhIglのアミノ酸配列の中の60アミノ酸に溶血活性部位が存在することが明らかとなった。
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