研究課題
(1)ゲノタイピング 昨年度から引続きに福山臨床検査センターより皮膚感染症由来のStaphylococcus aureusの分与を受け、PCRによるゲノタイピングを行い CA-MRSA-ST8-SCCmecIVl株の分離頻度を調査した。皮膚感染症由来約600株をゲノムシーケンスしてさらに詳細解析を進めている。またOS-MRSAとして、ST121系統株で見つかってきた。ゲノム解析した結果、mecAプロモーター領域にindelを見出した。この変異の影響を調べるために、復帰株を作成して検証しているところである (2)トランスクリプトーム解析 昨年度から引き続きに、ST8-SCCmecIVl株の毒素産生制御の全体像を明らかにするために、MiSeqシステムを用いたRNA-Seq法によりTSST-1を保有する ST5株と比較解析した。また、過去の報告で、tst遺伝子発現に関わる転写因子やその上流遺伝子について、リアルタイムPCRによりST8とST5系統株での比較解析を行なった。
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