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2018 年度 研究成果報告書

種間および種内において多様化した免疫受容体の感染症における役割

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08839
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 免疫学
研究機関金沢大学 (2017-2018)
大阪大学 (2016)

研究代表者

平安 恒幸  金沢大学, 先進予防医学研究センター, 特任准教授 (30585170)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード免疫レセプター / 免疫逃避機構 / 活性化レセプター / 抑制化レセプター / 白血球レセプター複合体
研究成果の概要

本研究では、種間および種内で多様性を示す免疫レセプターに着目し病原体との相互作用解析を通して感染症における免疫レセプターの役割の解明を目的とした。
各種免疫レセプターの標的分子の探索を行ったところ、抑制化レセプターLILRB1が熱帯熱マラリア原虫感染赤血球の細胞表面に発現するRIFINを認識することで、B細胞およびNK細胞の機能を抑制し、マラリアの重症化との関連性が明らかとなった。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マラリアは、マラリア原虫が引き起こす感染症であるが、これまでに有効なワクチンの開発は成功していない。マラリアは感染しても十分な免疫が獲得されないため、マラリア原虫には我々の免疫システムから逃れるメカニズムが存在すると考えられる。本研究によって、マラリア原虫には抑制化レセプターを利用して免疫応答を抑えるという新たなメカニズムが存在し、マラリア重症化に関与していることが明らかとなった。本研究成果は、今後、予防効果の高いマラリアワクチンや治療薬の開発に大きく貢献することが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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