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2018 年度 研究成果報告書

慢性腎臓病(CKD)のマススクリーニングに関する経済評価

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08860
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関筑波大学

研究代表者

近藤 正英  筑波大学, 医学医療系, 教授 (70334068)

研究協力者 大久保 麗子  
星 淑玲  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード慢性腎臓病 / CKD / 早期発見 / マススクリーニング / 費用対効果
研究成果の概要

慢性腎臓病(CKD)は、社会的に早期発見による対策を進めていく必要がある。そのためにマススクリーニングとして、どのような腎機能検査を広く実施することが望ましいのかを明らかにすることが求められている。本研究は、このような社会的意思決定を支援するために、わが国の特定健診・特定保健指導の枠組みの中で必須項目ではないものの比較的広く行われている尿潜血検査を対象として、その普遍的な実施、つまり、必須項目化という政策決定に伴う費用対効果を推計した。尿潜血検査によって早期発見できるCKD、特にIgA腎症に着目した経済モデルによって、尿潜血検査の必須項目化が費用対効果に優れることを明らかにした。

自由記述の分野

保健医療政策学・医療経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

特定健診・特定保健指導の枠組みのマススクリーニングにおいて尿潜血検査を行うことの意義については学術的には以前から議論の的になってきていたが、一方で、過半数の保険者(特定健診の実施主体)において行われてきている実態がある。マススクリーニングのような予防医療においては、費用対効果の観点からの評価が重要であるが、本研究の成果は、この過去から続く今日的課題に対する報告として、医療経済学の立場から実施することや実施を広げていくことを支持する知見として大きな意義をもっている。

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公開日: 2020-03-30  

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