研究課題/領域番号 |
16K08861
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
吉田 朋美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (00312893)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | Smear Taker / 子宮がん検診 / 受診行動 / 行動変容 |
研究実績の概要 |
当研究は、我が国の低迷する子宮癌検診に対する若年層の受診行動の変容を多角的に解析するため、未だ日本では導入されていない資格である子宮頸部の細胞を採取する女性の医療専門職である“Smear Taker”について、英国におけるその制度の意義および検診への貢献度、また教育システムの調査を行う。その調査結果を基に、国内での“Smear Taker”制度に対する意識・必要性を調査するとともに、先進国中、検診受診率最下位である我が国で、“Smear Taker”の存在が子宮癌検診への心理的ストレスを軽減し、行動変容を起こす契機となるのか、を検証する事を目的としている。 今年度は、「英国におけるSample Takerの現状調査ー教育体制および資格整備と精度管理についてー」を目標に、英国にてすでに医療従事者資格として確立しているSmear Taker制度の教育機関の視察、教育体制、資格制度の評価、今後の展望についてのデータを、各専門家へのインタビューを中心に、あらゆる視点から収集した。①教育機関の訪問および教育者へのインタビュー:London Regional Cytology Training Centre、②Smear Takerの活躍する機関である家庭医訪問およびインタビュー:The Alresford Surgery、③Smear Taker採取検体の評価を行う機関の視察およびインタビュー:Department of Cytopathology, Royal Hampshire County Hospital、④検診受診行動と心理学的側面を研究している英国研究者へのインタビュー、⑤London School of Hygiene and Tropical Medicineの英国研究者へのインタビュー 今後は、平成28年度で収集した基礎的データを基に、国内での調査を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成28年度は、Smear Takerの現状調査を英国にて実施し、多くの基礎的データを収集した。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度に得た基礎的データを多角的に分析し、今後は国内での調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
資料およびインタビュー内容のまとめ、データ分析、収集した資料の翻訳および分析を行っている途中であり、平成29年度に結果を報告する予定である。
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次年度使用額の使用計画 |
英国現地にて収集したデータ分析および資料の翻訳に使用する予定である。
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