【目的】シミュレータの遠隔操作とテレビ会議を用いたシミュレーション教育の効果を検証する。【方法】金沢大学で小児科臨床実習を受けた医学部5年生が対象。全てのグループが同一の1時間のトレーニングを受けた。【結果】15グループ(89名)を解析対象とした。遠隔指導群は7グループ。Behavioral Assessment Tool スコアは1回目7.9±4.1から2回目13.0±6.1(p=0.004)と有意に上昇した。遠隔指導群と現地指導群に差はなかった(p = 0.65)。【まとめ】シミュレータの遠隔操作とテレビ会議を用いた遠隔指導によるシミュレーション教育は医学生のパフォーマンスを改善した。
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