我が国では女性医師の社会活用を促すことが急務である。今後の女性医師は自分の得意技能を生かして自身のエンプロイアビリティを高め、雇用される能力が問われる時代になることが期待されてきている。そのためには女性医師は継続就労するだけでなく、キャリア形成し、リーダーシップを発揮して活躍できなくてはならない。本研究課題では指導的立場の女性医師の成功事例を集め、影響を及ぼした主要な因子および条件を検討した。妊娠・出産を経て離職することなく、仕事と子育てを両立しながら認定医・専門医を取得し、リーダーシップを発揮し、女性医師の指導者として活躍できるように教育環境を整えることを社会に働きかけることを目指した。
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