• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実施状況報告書

地域医療構想を踏まえた医師需給の将来予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K08885
研究機関東邦大学

研究代表者

瀬戸 加奈子  東邦大学, 医学部, 助教 (50537363)

研究分担者 長谷川 友紀  東邦大学, 医学部, 教授 (10198723)
北澤 健文  東邦大学, 医学部, 助教 (30453848)
松本 邦愛  東邦大学, 医学部, 講師 (50288023)
藤田 茂  東邦大学, 医学部, 講師 (50366499)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード医師需給
研究実績の概要

平成29年度の研究では、医学中央雑誌やPubMedなどの検索エンジンを用いて、国内外の文献および書籍などのレビューを行い「医師確保に関する」研究や政策などについての検討を実施した。国内における研究からみることができた動向としては、女性医師を対象としてアンケート調査や官庁データを用いてライフイベントにおける就労状況の変化などについて言及した論文が多く認められた。また、海外の動向としては、オーストラリアでは医師の配置について、連邦政府と州政府により医療人材を調整していること、へき地の医療については診療所で働くGP(General Practitioner)が診療科を広くカバーすることで対応していることが明らかとなった。また、中国、インドネシアなどの東アジア諸国においては、医師の不足、地理的な配置の問題、不平等について検討をしている論文が複数認められた。
国内の政策としては、医学部の新設を2校する、大学の定員を増加する、地域枠の設定を行うなど、多岐にわたる医師偏在に対する取り組みが継続して行われている。地域医療構想による病床機能別医療ニーズの公表がなされ検討が進められているものの、医師の偏在については未だ十分な解決に至っていない現状である。今後は、働き方改革に伴い医師の就労環境がどのように変換するのか、また、それに伴う医師の不足感の拡大の可能性についても併せて検討する必要があると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

医師需給を研究するにあたり、データベースの構築に時間を要しており、解析作業が遅滞している。海外も含めて医師不足地域への調査についても、遅滞しているため全体として後行程にずれ込みが生じている状況にある。

今後の研究の推進方策

次年度も、医師データベースを用いた分析、医師不足地域へのヒアリング(国内海外)を実施分担研究者と役割を明確にして進めていく。 次年度は、学会発表と論文の執筆を行っていく予定としている。

次年度使用額が生じた理由

(理由)
医師需給のデータ解析に時間を要し、国内外へのヒアリング調査が遅滞しており残額が発生した。
(使用計画)
次年度は、残金をヒアリング調査、学会及び論文投稿にかかる費用に充当する。

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi