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2018 年度 研究成果報告書

疾病別社会的負担推計による地域医療構想の効果測定に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08886
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関東邦大学

研究代表者

北澤 健文  東邦大学, 医学部, 助教 (30453848)

研究分担者 松本 邦愛  東邦大学, 医学部, 准教授 (50288023)
藤田 茂  東邦大学, 医学部, 講師 (50366499)
瀬戸 加奈子  東邦大学, 医学部, 助教 (50537363)
長谷川 友紀  東邦大学, 医学部, 教授 (10198723)
研究協力者 長濱 誉佳  
平田 幸輝  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードCost of illness
研究成果の概要

本研究は、医療計画の中で取り上げられる5疾病を中心として、各疾病の社会的負担をCOI法を用いて都道府県別に推計した。COIは、社会における疾病負担を貨幣タームで示す代表的な方法で、直接費用、罹病費用、死亡費用から構成される。算出にあたり、割引率は3%とし、推計対象年は2014年とした。
胃、大腸、肺の各がんについて都道府県別の人口当たりのCOIをみると、平均で胃がん7,400円、大腸がん9,600円、肺がん10,000円と肺がんが最も高かった。また、脳血管疾患では、全国の人口当たりCOIは平均28,540±5,365円であり、虚血性心疾患では、11,439±3,048円であった。

自由記述の分野

社会医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2014年の医療法改正により、都道府県は地域医療構想を策定することになった。これは2025年の医療ニーズの将来予測を行うとともに、それに対応した病床数の収束を都道府県のリーダーシップの下、調整会議により図ろうとするものである。現在の地域医療構想では、高度急性期、急性期等、病床機能区分別の医療ニーズは明らかにされるものの、当該地域での疾患別の社会的負担は明らかにされない。
本研究では、医療計画の中で取り上げられる5疾病を中心として、各疾病の社会的負担をCOI法を用いて都道府県別に推計し、その研究結果は今後の医療資源配分に関連する意思決定上の基礎資料となる。

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公開日: 2020-03-30  

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