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2019 年度 研究成果報告書

効率的かつ公平な医療資源配分方法の確立に関する基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08894
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関立命館大学

研究代表者

下妻 晃二郎  立命館大学, 生命科学部, 教授 (00248254)

研究分担者 齋藤 信也  岡山大学, 保健学研究科, 教授 (10335599)
白岩 健  国立保健医療科学院, 保健医療経済評価研究センター, 主任研究官 (20583090)
村澤 秀樹  立命館大学, 生命科学部, 助教 (50770202)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード医療技術評価 / 医療資源配分 / 医療経済評価 / 資源配分の倫理 / 健康アウトカム評価 / 臨床試験 / 費用対効果 / 保険償還
研究成果の概要

1.QOLスコアを効用値に変換するmappingのガイダンス2つ(MAPS Reporting Statement, ISPOR Task Force Report)を翻訳した。前立腺癌対象のQOLスコアと効用値の同時測定結果を分析した。がん臨床試験内で効用値測定の有用性を検証した。
2. 多基準意思決定分析(MCDA)の応用課題抽出のため、系統的レビューによる基準の選択と、一般人と医療専門職対象のweb調査を施行、命に係る疾患と係らない疾患による優先度と相対的重みの相違、基準のカテゴリーと得られるスコアの線形関係と等間隔性を明らかにした。
3. 生産性損失とデータソースの研究は資料収集を行った。

自由記述の分野

医療政策・管理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

医療技術の評価において、従来の医療現場の有効性と安全性のエビデンスのみを重視する時代は終わり、効率性や平等性、経済性を加味した、社会的な価値の評価を積極的に行い、それに基づいて、医療の資源配分の意思決定を行う考え方が世界中に広がりつつある。しかるに、日本はその分野の研究と政策応用で後れを取っている。本研究の成果は、特に医療経済評価におけるQOL評価が有する課題や、医療資源配分の意思決定に用いられる多角的な価値基準を統合する方法の開発や進歩に大きく貢献するものであり、学術的、社会的意義は大きい。

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公開日: 2021-02-19  

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